歩み

Milliken customer center staircase and water wall

ミリケンの軌跡

好奇心が、発想を形にする

1865 年、ひとつの小さな雑貨店として歩み始めた私たちは、今では世界をリードする製造企業へと成長しました。その旅路の中心にあるのは、「もっと良い世界をつくりたい」という想いです。どんな未来があり得るのかを想像し、実現に向けて腕まくりをして挑み続ける。かつては不可能と思われたことも、工夫と情熱で形にしてきました。創業の原動力となった好奇心は、今もなお私たちを前へと進める力であり、より良い未来へと導く灯りでもあります。

明日の可能性へ、挑み続ける

2020年 ー 現在

2020 年以降、ミリケンは「誠実さ」を軸としたリーダーシップを掲げ、社会・環境・人々の未来を見据えながら、新しい価値づくりに挑んでいます。先進的なイノベーション、目的を共にするパートナーとの協働、 そして責任あるものづくりを通じて、より良い明日へと歩み続けています。

Folkwood Installation
  • 2025
    EcoVadis のサステナビリティ評価で 4 年連続のゴールド認証 を獲得。評価対象企業の上位 5% に入る高い成果となりました。
  • 2025
    Ethisphere により 19 年連続で「世界で最も倫理的な企業」 に選出。倫理と誠実さを重んじる姿勢が、長年にわたり確かな評価を受けています。
  • 2025
    消防士用防護服の 全層に PFAS フリー素材を提供する初の繊維メーカー に。安全性と環境への責任を両立させる大きな一歩です。
  • 2025
    Milliken Assure が R&D 100 により「世界のトップ 100 イノベーション」の一つに選出。 ミリケンとして 10 件以上の受賞実績となり、研究開発力が改めて認められました。
  • 2023
    インドネシアで循環型経済を推進するため、Pan Era Group と提携。 持続可能な未来づくりに向けた国際的な協働が進みます。
  • 2023
    OVIK Health を立ち上げ、ヘルスケア事業を再ブランド化。ヘルスケア分野の価値創造をさらに加速させました。
  • 2023
    パリのカーペットメンテナンス企業 Orak の独占製造パートナーに。 再利用を促す取り組みをグローバルに広げています。
  • 2023
    Westex® と Dovetail Workwear が提携し「Women at Work」プログラムを開始。女性の現場での活躍を支援する新しい取り組みです。
  • 2022
    PureCycle と提携し、リサイクルポリプロピレン樹脂を使った循環型の取り組み を推進。
  • 2021
    The Recycling Partnership および Walmart Foundation と協力し、行動変化センター(Center for Behavioral Change) を設立。ミリケン・チャリティ財団も一部資金を提供しています。
  • 2021
    マイクロカプセル化技術で知られる Encapsys を買収し、材料科学の領域をさらに強化。
  • 2021
    ミリケンフローリング製品のカーボンオフセットを支援するM/PACT を発表。環境負荷軽減への新たな試みが始まりました。
  • 2021
    ミリケン・チャリティ財団を設立。
  • 2020
    グローバルスペシャルティケミカル企業 Borchers を買収し、化学領域を拡大。
  • 2020
    ポリプロピレンリサイクル連合「リサイクルパートナーシップ」に参加し、循環型の未来づくりに向けた産業全体の取り組みを推進。

より高い基準をめざして

1980年 ー 2020年

1980 年代から 2010 年代にかけて、ミリケンは「もっと良くできるはず」という思いを胸に、常に新しい基準づくりに挑んできました。革新的な発想、卓越したオペレーション、そして何より“お客様中心”の姿勢を大切にしながら、世界の製造業をリードする企業として着実に信頼を積み重ねていった時代です。

Longstraw Installation
  • 2019
    アンドーバー・ヘルスケアの買収を機に ヘルスケア事業部門を新設。医療分野への取り組みを本格的に広げました。
  • 2019
    アウトドアテキスタイルのトップブランド Polartec(ポーラテック) を買収。革新的素材の領域をさらに拡大しました。
  • 2019
    国連グローバル・コンパクトに署名し、2025 年までのサステナビリティ目標達成を公約。同時に、初の企業サステナビリティレポートを発行し、社会への責任を明確に示しました。
  • 2018
    ハルジー・M・クック・ジュニアが社長兼CEOに就任。この役職を務めるのは、同社で初めての “社内出身ではない” かつ “非親族” の人物となりました。
  • 2017
    アメリカの「最も安全な企業」殿堂入りを果たし、長年にわたり安全を最優先に取り組んできた姿勢が高く評価されました。
  • 2014
    FR(難燃)業界向けの革新的素材で知られる Westex(ウェステックス) を買収。より高性能な製品を届けるための能力が大きく強化されました。
  • 2007
    製造コンサルティング事業 Performance Solutions by Milliken を立ち上げ、自社のノウハウを他企業の改善にも生かす新たな取り組みを開始しました。
  • 2007
    Ethisphere により、ミリケンが初めて「世界で最も倫理的な企業」の一社 として認定されました。その後も毎年選出され続けています。
  • 1989
    運用の卓越性への取り組みが評価され、マルコム・ボルドリッジ賞 を受賞。続いて 欧州品質賞 も受賞し、国際的な評価を確かなものにしました。
  • 1988
    サウスカロライナ州ブラックスバーグに新たな製造施設を建設し、化学事業の未来に向けた大きな投資を行いました。
  • 1982
    本社(スパータンバーグ)に カスタマーセンター を開設。顧客の声と向き合いながら価値を届ける姿勢を明確に示しました。
  • 1981
    全社で顧客満足を追求する POE(Pursuit of Excellence)プログラム を開始。 会社のあらゆるレベルで「卓越性をめざす文化」がさらに深まりました。

未来を大胆に思い描く力

1947年 ー 1979年

1947 年、ロジャー・ミリケンが父の後を継ぎ社長に就任しました。ここから、ミリケンは「販売代理店」から「製造企業」へと大きく舵を切り、研究と技術革新を原動力に、長く豊かな成長期へと進んでいきます。好奇心あふれる仲間たちが、次の時代を思い描きながら力を尽くした時代でした。

Longstraw Installation
  • 1973
    カーペット業界に革新をもたらす、大規模デジタルプリンター Millitron®(ミリトロン) を開発。生産の在り方に新しい可能性をひらきました。
  • 1971
    社名を「ディアリング・ミリケン」から 「ミリケン&カンパニー」 へ。新しいステージへの歩みを象徴する大きな一歩となりました。
  • 1968
    キャロウェイ・ミルズを買収し、カーペット事業に本格参入。製品の幅が一気に広がり、新たな市場への挑戦が始まります。
  • 1965
    イギリス・フランス・ベルギーの事業とオフィスを取得し、ヨーロッパへ進出。国境を越えて世界に目を向ける、ミリケンのグローバル展開の第一章です。
  • 1963
    化学事業を買収し、新しい技術領域を自社に取り込みました。その後の製品力を支える重要な基盤となります。
  • 1958
    本社をサウスカロライナ州スパータンバーグへ移転。専用の研究センターを備えた最先端施設を建設し、「研究に根ざした企業文化」をさらに強化しました。
  • 1947
    ロジャー・ミリケンのリーダーシップのもと、会社は販売代理業から製造業へと大きく転換。 ここから 60 年以上にわたるロジャーの時代が始まり、ミリケンは技術革新を中心とする企業へと進化していきます。

繊維に革新を

1921年 ー 1946年

20世紀初頭、ミリケンは単なる「工場への投資家」から、自らものづくりを行う「製造企業」へと大きく踏み出しました。サプライチェーンから製造工程までを根本から見直し、合成繊維の開発にも挑戦。こうして、繊維産業に新しい時代を切り開く数々のイノベーションが生まれていきました。

Longstraw Installation
  • 1945
    未来をつくる技術に投資し、「ミリケン・リサーチ・コーポレーション」を設立。ここで誕生した初期の代表的イノベーション Agilon®(アジロン) は、女性用ストッキングの概念を大きく変える画期的な素材となりました。
  • 1944
    ナイロン製タイヤコードを製造するため、空気清浄や冷却設備を備えた初の繊維製造拠点を建設。快適で清潔な作業環境を実現し、製造施設の新しいスタンダードを打ち立てました。
  • 1939-1945
    戦時中、より耐久性の高い繊維製品への需要が急増。ミリケンは軍用合成繊維の開発をリードし、産業界で重要な役割を果たしました。
  • 1927
    商業用ランドリーバスケットに車輪や補強材を加えるアイデアで初の特許を取得。作業効率を大幅に改善したこの発明は、のちに何千件もの特許を生み出すミリケンの「転換点」となりました。

好奇心からはじまった物語

1865年 ー 1920年

すべては、小さな挑戦から生まれました。「お客様により良いものを届けたい」「地域の人々の暮らしを支えたい」―そんな純粋な思いと好奇心が、私たちの歩みの原点です。

Folkwood Installation
  • 1920
    ゲリッシュ・ミリケン・シニアが父の後を継いで社長に就任。ここから、会社は二代目の家族経営の時代へと進みます。
  • 1901
    包装材や繊維素材を再び活かすため、初めてのリサイクル方針を策定。環境を大切にする姿勢は、この頃からすでに根付いていました。
  • 1884
    サウスカロライナ州パコレットに新たな繊維工場を設立。さらに 42 を超える工場へ投資を行い、南部で成長していた繊維産業の発展に大きく貢献しました。
  • 1868
    本社をニューヨーク市へ移転。新しい市場への挑戦が、ここから本格的に始まりました。
  • 1865
    メイン州マイノットの雑貨店主セス・M・ミリケンは、ウィリアム・ディアリングと手を結び、メイン州ポートランドで「ディアリング・ミリケン」を設立。これは、毛織物の販売代理店として、多くの繊維工場をつなぐ大きな役割を担うことになります。